2024年8月30日
旭化成ゾールメディカル株式会社
旭化成ゾールメディカルは、熊野新聞社発行のタブロイド版「防災特集2024」掲載記事への協力をいたしました。
「防災特集」は、毎年9月1日の防災の日にあたって制作発行され、三重県熊野市~和歌山県串本町エリアを中心に配布されている別刷りタブロイド版です。
2024年度版は、『もしもの時のために、私にもできること、考えよう。』をテーマに、平時にこそ考える「災害時のための日頃の備え」について紹介する内容となっています。
「防災特集 2024」(表紙)
©熊野新聞社
【防災特集2024の概要】
・各市町村の防災への取り組み
・応急手当て、AEDの使用法
・「こども新聞」忘れない 紀伊半島大水害
・非常用持ち出し袋について
・南海トラフ地震臨時情報とは
など
「防災特集 2024」(応急手当て、AEDの使用法)
©熊野新聞社
旭化成ゾールメディカルは、「応急手当て、AEDの使用法」に協力させていただきました。
目の前で誰かが突然の心停止で倒れた場合にとるべき一次救命処置の手順とAED(自動体外式除細動器)の使い方を、イラストを交えてわかりやすく説明しています。
また、知っているようで実はよく知らないAEDの役割や機能についても、簡潔に紹介しています。
一般市民、地域社会の防災意識の向上と具体的な備えを推進する熊野新聞社の「防災特集」に共感し、弊社は同紙への協力を2015年から開始し、今年で10年目を数えました。
日本では、年間8万人以上が心臓突然死で尊い命を失っています。119番通報をしてから救急車が到着するまで全国平均10.3分*。救急隊の到着を待っているだけでは傷病者の命を救うことはできません。
命を救えるのは、その場にいた人による迅速な一次救命処置(AEDの使用と胸骨圧迫の実施)です。
近年、人口の高齢化に加え、感染症の流行や気象災害などで救急車の出動要請が急増し、救急車の到着・病院搬送までの時間が伸長しており、一般市民による一次救命処置の必要性が益々高まっています。
日本で一般市民にAEDの使用が認可されてから今年で20周年を迎えました。この20年間で多くのAEDが市中に設置され、一般市民のAED使用によって突然の心停止から救命された方は、累計で8,000名超**にのぼります。
一方で、AED による電気ショックが実際に⾏われたのは、⽬撃された⼼停⽌のうちわずか4.3%*に過ぎず、AEDが必要にもかかわらず十分に使用されていないという大きな課題もあります。
旭化成ゾールメディカルは、「ひとりでも多くの目の前の命を救う」をミッションとし、AED Plus、AED 3をはじめとする製品群と胸骨圧迫の技術の普及を通じて、誰もが一次救命処置ができる社会を目指しています。
より多くの人が、AEDを使用した一次救命処置について知り、必要な時に実践できるよう、情報発信と啓発活動を行っています。
AEDサイトでは、「AEDについての基礎知識」や「AEDの使い方と心肺蘇生の流れ」が学べるコンテンツを多数ご用意しています。一次救命処置やAEDについての知識が得られる「AEDコラム」や、よくある疑問にお答えしている「よくあるご質問」もぜひご活用ください。
*総務省・消防庁「令和5年版 救急救助の現況」
**AED20周年記念企画実行委員会「AED20周年記念サイト」