2024年10月11日
旭化成ゾールメディカル株式会社

毎年10月16日は、"World Restart A Heart (WRAH) day"です。"World Restart A Heart (WRAH) day"とは、国際蘇生連絡委員会(ILCOR)が「毎年10月16日に世界中で心肺蘇生トレーニングを学ぼう!」と設定した日で、心肺蘇生法(CPR:Cardio Pulmonary Resuscitation)に対する市民の意識を高め、救命率を高めることを目的としています。

心肺蘇生法とは、突然の心停止を起こした傷病者に対して、胸を強く圧迫する胸骨圧迫(心臓マッサージ)と口から肺へ息を吹き込む人工呼吸*を行う、誰にでもできる救命処置です。近年、一次救命処置においてはAEDの使用までを含めることが一般的です。

毎年、世界中で突然の心停止により多くの尊い命が失われていますが、その場に居合わせた人による心肺蘇生法の実施で、傷病者の救命率を大幅に向上することができます。国際蘇生連絡委員会(ILCOR)によると、救急隊が到着するまでに迅速な一次救命処置(AEDの使用と心肺蘇生法)を行うことで、年間最大 20 万人の命を救うことができます。

*成人の傷病者に対しては、救助者が人工呼吸の訓練を受けており、それを行う技術と意思がある場合のみ実施
参考:旭化成ゾールメディカル「心停止とは?AEDの使用が必要な症状について
参照:国際蘇生連絡委員会(ILCOR)「World Restart A Heart」

World Restart a Heart day

もし、あなたの大切な人が目の前で突然倒れたらどうしますか?あなたの手で大切な人の命を救うために、一次救命処置を学びましょう!ご家族や友人、職場の同僚と一緒に、救命講習を受講するのもよいでしょう。
お近くで講習会の実施がない場合は、オンライン講習への参加もより身近で気軽な選択肢です。オンライン上の動画などでAEDの使い方や胸骨圧迫の方法を身に付けることもできます。

もちろん10月16日だけでなく、こうしたトレーニングや学びの機会は年間を通じて提供されています。
「興味はあるけれど、きっかけがなくて...」という方は、ぜひ"World Restart A Heart (WRAH) day"を契機に救命講習の受講や、AEDを使った一次救命処置を学んでみましょう。もちろん、過去に講習を受けたり学んだりしたことがある人も、定期的な知識と技術のリフレッシュとアップデートをおすすめします。

参考:旭化成ゾールメディカル「AED講習はどこで受けられる?一次救命処置を学ぶ重要性と講習の内容・受講方法とは
日本AED財団「AED講習会のご案内」

旭化成ゾールメディカルは、「ひとりでも多くの目の前の命を救う」をミッションとし、AED Plus、AED 3をはじめとする製品群と胸骨圧迫の技術の普及を通じて、誰もが一次救命処置ができる社会を目指しています。
より多くの人が、AEDを使用した一次救命処置について知り、必要な時に実践できるよう、情報発信と啓発活動を行っています。
AEDサイトでは、「AEDについての基礎知識」や「AEDの使い方と心肺蘇生の流れ」が学べるコンテンツを多数ご用意しています。一次救命処置やAEDについての知識が得られる「AEDコラム」や、よくある疑問にお答えしている「よくあるご質問」もぜひご活用ください。